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【初心者向け家庭菜園】野菜を育てる準備~肥料・苗・土選びのコツ~

家庭菜園を始める際に知っておくと便利な情報をまとめてみました。

育てる野菜選びから、土・苗・肥料の効果効能、肥料選びまで、少しでも参考になれば嬉しいです。

【初心者向け】育てる野菜を決めよう

果菜類

果菜類の栽培におすすめのプランターは、「丸い深型」です。

果菜類でプランター栽培もOKの野菜を一部紹介します。

  • トマト(初級~中級者向け)→苗から育てるのがおすすめ
  • イチゴ(初級者向け)
  • ナス(初級者向け)→苗から育てるのがおすすめ
  • ピーマン(初級者向け)

などなど。

※キュウリ(初級者向け)やゴーヤ(初級者向け)などツルが伸びる野菜は、「 大型 」のプランターがおすすめです。

葉菜類

葉菜類の栽培におすすめのプランターは「標準型」「小型」です。

葉菜類でプランター栽培もOKの野菜を一部紹介します。

  • ホウレンソウ(初級者向け)
  • コマツナ(初級者向け)
  • ブロッコリー(初級者向け)
  • アスパラガス(初級者向け)
  • タマネギ(初級者向け)

などなど。

※キャベツやハクサイ(ともに初級~中級者向け)は「 四角い深型 」のプランターを使用してください。

根菜類

根野菜の栽培でおすすめのプランターは「四角い深型」です。

根野菜でプランター栽培もOKの野菜を一部紹介します。

  • ニンジン(初級者向け)
  • ダイコン(初級者向け)
  • ジャガイモ(初級者向け)→タネイモから育てます
  • サトイモ(初級者向け)→タネイモから育てます

苗選びのコツ

苗から育てる場合

AとBの苗を比べると、Aのほうがよい苗です。

Bの苗(向かって左側)は「徒長苗」と呼ばれます。

葉と葉の間隔(「節間(せっかん)」と呼ばれます。)が長い苗(徒長苗)は避けるほうがよいでしょう。

ほかに、

  1. 葉の色は濃いかどうか。濃いほうがよいです。
  2. 病気・害虫の痕がないかどうか。
  3. 葉が枯れていないか。
  4. 苗の底(ポリポットの底穴)を見て、 白い根 が伸びているか。伸びているほうがよいです。

このような部分をチェックしましょう。

土の準備

高い「培養土」を買おう

安い培養土は含まれている栄養が少ないといわれています。

「土はできれば高いものを選ぶとよい」

「高い土はそれだけの効果がある」

とされていますので、初級者の場合は特に、よい土(培養土)を購入してみてください。

(慣れてくると、肥料や有機肥料などを使い、土づくりができます。)

葉菜類用の土 は、「培養土」のみ。もしくは「培養土」+「堆肥」を混ぜたものを使用しましょう。

果菜類の土 は、「培養土」+「堆肥」+「リン酸入り(骨粉・魚粉など)」

根菜類の土 は、「培養土」+「堆肥」+「カリ(草木灰など)」を混ぜたものを使ってください。

肥料の成分を知ろう

N=窒素(チッソ/チッ素)とは?

「葉肥(はごえ)」と呼ばれることもあります。

効果効能

葉や茎の生長に欠かせない成分・栄養

どのようなときに使うべき?

葉が小さい。葉の色が薄いなどの場合に使う

たくさんあげすぎると……?

葉や茎が育ち過ぎて果菜類の実がならない、実がなりづらい

P=リン(リン酸)

「実肥(みごえ)」と呼ばれることもあります。

効果効能

実の生長を助けます。根の生長も助けます。

どのようなときに使うべき?

開花や実のつきが遅くなったら使いましょう。

たくさんあげすぎると……?

過剰肥料でも問題が起こりづらい成分です。

K=カリ

「根肥(ねごえ)」と呼ばれることもあります。

効果効能

根の生長を助けます。

イモ、果実なども大きくなる成分です。

どのようなときに使うべき?

病害虫への抵抗力が下がっているとき。イモ、果実が育たないとき。

たくさんあげすぎると……?

カルシウムやマグネシウムの吸収が悪くなり、生長しなくなるため、あげすぎに注意が必要な肥料・成分です。

肥料えらび

油かす

葉や茎の生長に欠かせない肥料です。元肥に向いています。

成分

  • N(チッソ)5~7
  • P(リン酸)1~3
  • K(カリ)1~2

チッソ成分が主体の遅効性肥料です。

特徴として、若干匂いがあり、虫が寄ってきやすいです。

草木灰(そうぼくばい)

根の生長、イモや果実を大きく育てるのに有効な肥料。元肥にも追肥にも。

成分

  • N(チッソ)なし
  • P(リン酸)3~4
  • K(カリ)7~8

カリ分が主体の遅効性肥料です。

土の酸度調整にも効果があります。

乾燥鶏ふん

実づきをよくして根の生長も助ける肥料。元肥にも追肥にも。

成分

  • N(チッソ)3
  • P(リン酸)5~6
  • K(カリ)3

リン酸成分が主体の即効性肥料です。

バランスがよい成分ですが、使い過ぎに注意。

骨粉

実づきをよくして根の生長も助ける肥料。元肥向き。

成分

  • N(チッソ)3~4
  • P(リン酸)17~24
  • K(カリ)なし

リン酸が主体の遅効性肥料です。

プランター、土、肥料、苗を上手に選んでみよう

育てたい野菜を決めてから、育てる環境を整えましょう。

重要なのは土選び、生長に必要な栄養素、肥料選びです。

ぜひチャレンジしてみてください。

やってみよっか?

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