北海道の一大温泉地「登別温泉」のおすすめスポット4選
北海道内のみならず、道外にもその名が知られる登別温泉。
登別の温泉は良質な温泉が多い北海道内でも人気の高い温泉です。
また一つの温泉地から多くの種類の温泉が湧き出すという珍しい特徴もあります。
今回はそんな登別温泉と周辺観光地をご紹介します。
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事前準備(難度) ■はじめに
北海道がまだ開拓されたばかりの頃に作られた鉄道唱歌には
『建築材に必要の 石切り出だす登別 山には全國たぐひなき 壯觀奇絶の出湯あり』
と歌われるほど古くから登別の温泉は多くの人に知られており、登別の地名の由来はアイヌ語のヌプルペツ(白く濁った川・色の濃い川)が由来だと言われています。
今回はそんな登別温泉のおすすめスポットを4箇所ご紹介します。登別温泉はコンパクトな温泉街のため、以下の観光地は全て徒歩で回ることができ、紹介する順番に回ると合理的ですよ。
登別温泉のおすすめスポット4選
登別くま牧場
の、ぼ、り、べつ、といえば、くま牧場！
の独特なCMで有名となった登別くま牧場は登別温泉街を見下ろす山の上にあり、ロープウェイで熊のいる牧場に向かいます。
登別くま牧場にはもちろんヒグマが飼育されていて、餌をあげたり、 安全な檻の中から熊を間近に見ることができます 。
餌をあげると手を叩くクマはあいくるしいですが、本当は獰猛な動物で北海道では恐れられている動物でもあります。
また熊の生態や登別くま牧場にいた過去の熊たちのエピソードや、群れの歴代ボスの紹介などユニークな展示も多い博物館や、アイヌ文化を継承するためにアイヌの伝統的な家であるチセが復元され、アイヌの人たちが使っていた道具などが展示されています。
地獄谷
地獄谷は温泉街のすぐ北にあり登別温泉に来る観光客の多くの人が訪れています。
地獄谷は約1万年前の噴火してできた火口の跡でいまも無数の噴気孔から硫黄やガスを噴き出し、熱湯が溢れ出ています。地獄谷の中には遊歩道が作られており、誰でも簡単に散策することができます。
入口近くには 地獄谷展望台と地獄谷第2展望台があり、全景を眺めることができます 。
遊歩道沿いには、江戸時代に円空上人が彫ったという鉈作り観音を安置する観音堂や、硫黄採掘の南部藩士が眼病を治したお礼に奉納した薬師如来堂、熱湯を噴き出す間欠泉の鉄泉池などがあります。
大湯沼
地獄谷から続く大湯沼遊歩道を登っていくと10分ほどでたどり着くのが大湯沼です。
こちらも地獄谷と同じ噴火の火口跡で、周囲約1kmのひょうたん型の沼です。
沼底では、 約130℃の硫黄泉が今でも激しく噴出していて、表面の温度でも約40℃～50℃で灰黒色をしている のが特徴です。昔は底に堆積する「硫黄」を採取していました。
大湯沼から流れる温泉はそのまま川となって温泉街へと流れていき、大湯沼川探勝歩道に位置する大正地獄のすぐ近くに、大湯沼から溢れ出した温泉で天然足湯を楽しむ事ができます。
自然の中で森林浴をしながら、散策の疲れを癒すことができます。
登別温泉
登別温泉の観光を終えて少し疲れた頃に旅館にチェックインし、大浴場で登別温泉を堪能しましょう。
登別温泉の特徴は七色の湯と呼ばれる豊富な種類の源泉で、 登別温泉は9種類の泉質が湧出する温泉のデパート とも呼ばれています。
ひとつの温泉地で複数の泉質が湧出する場所は日本でも大変珍しく、いろんな泉質を楽しむことができるお得感満載な温泉です。
温泉街には風情ある旅館から大型の観光ホテルまで14軒立地し、どこの旅館でも大きな大浴場や露天風呂を備えています。
また旅館によって入れる温泉の泉質が異なっており、 多くの温泉宿では日帰り入浴も取り扱っている ので、温泉旅館巡りもおすすめです。
登別温泉には日帰り入浴施設もあり、登別温泉バスターミナルそばにある 温泉銭湯 夢元(ゆもと) さぎり湯 は気軽に登別温泉を楽しむことができる銭湯で、観光客だけではなく、地元の人も多く訪れています。
まとめ
今回は北海道の一大温泉地、登別温泉のおすすめスポットを4箇所ご紹介してきました。
登別は温泉の泉質だけではなく、観光地も多くあり、道内、道外問わず多くの人が訪れています。
くま牧場と地獄谷を観光し、軽く山を登ってから、天然足湯で疲れを癒やし、夜は旅館でまったりと過ごす、そんな旅はいかがでしょうか？
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