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【夏休みに行きたい】 涼を感じる"緑のパワースポット"神社仏閣7選

夏の時期、少しでも涼しさを感じられる神社仏閣へ行ってみませんか。約2,000本の竹がそびえる禅寺、青もみじが方丈庭園を彩る古刹、標高1,000mの山頂近くにたたずむ霊場—。訪れるだけで涼しさを感じられる、"緑のパワースポット"と呼ぶにふさわしい場所ばかりです。

今回は2026年の夏休みに訪れたい、涼を感じる”緑のパワースポット"を、神社・寺院あわせて7ヶ所ご紹介します。

古くから大切に守られてきた神社仏閣の”緑”

神社の鎮守の森、寺院の境内林は、神聖な場所として保護されてきたため、数百年から数千年にわたって手つかずの原生林や竹林が残っています。これらの木々が生み出す葉の蒸散作用によって、周囲の温度を下げる「緑のエアコン」の役割を果たします。猛暑の日本の夏にこそ、緑豊かな社寺を巡るのがおすすめです。

【お寺】緑のパワースポット2選

【京都】南禅寺(なんぜんじ)

臨済宗南禅寺派の大本山で、京都の禅寺の中で別格の最高位である「五山之上」とされた格式高い寺院です。日本三大門のひとつの三門があり、拝観料を支払って登ると、美しい境内と京都の街並みを見渡すことができます。また、明治時代に琵琶湖疏水を通すために造られたレンガ造りの水路閣も、人気のフォトスポットです。

夏の南禅寺の魅力は、境内を包む青もみじの濃緑。秋の紅葉で名高いですが、初夏から夏にかけては、鮮やかな若葉が境内に広がります。南禅寺のメインの方丈庭園のほか、境内奥に佇む「南禅院」には、鎌倉時代の庭園が残り、夏の暑さも和らぐ緑豊かな景色を楽しめます。

【神奈川】報国寺(ほうこくじ)

「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で3つ星を獲得した鎌倉の禅寺。正式名称は「功臣山報国寺」。1334年に創建され、足利・上杉両氏の菩提寺として栄え、「竹の寺」として親しまれてきました。

最大の見どころは本堂裏の「竹の庭」。約2,000本の孟宗竹が高さ20m近くまでそびえ、竹が直射日光を遮るため、真夏日でも竹林内は涼しさを感じられます。さらに、風が吹くたびにさらさらと揺れる葉音が、暑さを忘れさせてくれます。竹林の奥の茶席「休耕庵」では、竹を眺めながら抹茶と和菓子をいただけます。

【神社】緑のパワースポット5選

【長野】戸隠神社(とがくしじんじゃ)

創建2000年余りを誇る日本屈指のパワースポット。霊山・戸隠山の麓「奥社」・「中社」・「宝光社」・「九頭龍社」・「火之御子社」の五社が鎮座し、日本神話の神々を祀ります。奥社の御祭神は天手力雄命で、開運・学業成就・家内安全・商売繁盛などのご利益があるとされています。

奥社へ続く参道は全長約2km。随神門の先に続く「杉並木」は、樹齢400年を超える巨杉が500mにわたって連なり、高さ30mの木々たちが夏の日差しを和らいでくれます。戸隠山周辺は高原地帯のため平地より気温が低く、夏の避暑地としても最適です。五社すべてを巡る「五社巡り」もおすすめです。

【群馬】榛名神社(はるなじんじゃ)

用明天皇の時代の創建と伝わる、1400年以上の歴史を誇る古社です。御祭神は火の神・火産霊神と、土の神・埴山毘売神。陰陽五行すべてのエネルギーが揃う万能の神社として知られ、開運・商売繁盛・縁結び・五穀豊穣など幅広いご利益があるとされています。

約700mの参道はスギと奇岩・巨岩に囲まれた荘厳な雰囲気が漂います。榛名山の中腹という立地のため夏でも空気がひんやりとしており、随神門をくぐると空気が一変し澄んだ清気に包まれます。本殿のすぐ上にせり出す御姿岩と社殿が一体化した独特の景観は圧巻です。境内に流れる川と滝の涼やかな音も夏参拝の魅力です。

【埼玉】三峯神社(みつみねじんじゃ)

秩父三社のひとつで、日本武尊が東征中に創始したと伝えられる古社です。御祭神は伊弉諾尊・伊弉册尊の夫婦神で、家内安全・縁結び・厄除けのご利益があるとされています。強い気力を宿す「氣守」は全国から求める参拝者が絶えません。

緑が深い奥秩父の山中、標高約1,100mに鎮座するこの神社は、夏でも清涼な空気に満ちています。遥拝殿からは、夏の時期には新緑に染まった秩父の山々の景色を望むことができます。「関東最強のパワースポット」の呼び声も高い神社です。

【神奈川】寒川神社(さむかわじんじゃ)

相模國一之宮と称され、全国唯一の八方除の守護神として約1600年の歴史を持つ古社です。御祭神は寒川比古命・寒川比女命の二柱。源頼朝・武田信玄・徳川家代々が崇敬してきた歴史を持ち、地相・家相・方位・日柄など、あらゆる方角からの禍事・災難を取り除く八方除の御神徳は全国から参拝者を集めています。

特に見どころなのが、御本殿奥の「神嶽山神苑(かんたけやましんえん)」。御祈祷を受けた参拝者だけが入苑できる日本庭園で、夏でもひんやりとした清気に満ち、青もみじが見事です。茶屋「和楽亭」ではせせらぎと鳥のさえずりを聞きながら抹茶と和菓子をいただけます。

【奈良】玉置神社(たまきじんじゃ)

「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された、標高1,076mの玉置山山頂付近に鎮座する古社です。創立は紀元前37年と伝えられ、古くは熊野三山の奥宮として多くの修験者が訪れた霊場で、「呼ばれた人しか辿り着けない」と言い伝えられる、神聖な場所です。

境内は古くから伐採が禁じられてきたため、樹齢3000年と伝わる「神代杉」をはじめとする杉の巨樹林が育まれ、奈良県指定天然記念物にも指定されています。。周囲11m・高さ約50mの「大杉」は天を刺すように伸び、生命力の奥深さを感じさせます。

”緑”が持つ色のパワー

色彩心理学では、緑は心と体のバランスを整え、緊張をほぐして疲れを癒す色とされています。副交感神経を活性化する鎮静の青と、活力をもたらす黄色の中間である緑は、興奮も沈静もしすぎない、ちょうどよいバランスをもたらす色といえます。実際に、血圧や心拍数を穏やかに落ち着かせる効果があるとも報告されており、暑さとストレスで消耗した夏の心身を静かに落ち着かせてくれます。

おわりに:緑の気に満ちた社寺へ、夏の旅を

南禅寺の青もみじ、報国寺の竹林、戸隠の杉並木、榛名の奇岩と木陰、三峯の高地の聖域、玉置の巨樹林、寒川の松並木と神苑—それぞれに異なる「緑」を楽しめます。猛暑の夏の時期だからこそ、古刹・古社が守り続けてきた緑のパワーで癒されれば、きっと心も体もすっと軽くなるはずです。

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