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「旅ラン イタリア/シエナ編」| 大好きな世界遺産の街を旅ランする

こんにちは。へっぽこ市民ランナーの東龍太郎です。

今回は「旅ラン イタリア/シエナ編」(妄想)です。中世の街並みそのままの世界遺産「シエナ歴史地区」を旅ランします(ま、妄想ですけどね)。

では、いってみましょう!

いざ、シエナへ

ヨーロッパで最も美しいカンポ広場に惹かれて

シエナは3度目。私がイタリアで一番好きな街です(訪れたことがある街の中で、ということですけどね)。これまでは走らなかったので今回は旅ランがメインです。

シエナはイタリア中部のトスカーナ地方、州都のフィレンツェの近くにあります。東京からは飛行機でローマ経由フィレンツェまで約14時間、フィレンツェからバスで1時間15分ほどで到着します。

ところで、なぜシエナが好きかというと、ヨーロッパで最も美しい広場といわれるカンポ広場があるからです。その広場を旅ランのスタート、そしてゴールにしたいのです。

世界遺産「シエナ歴史地区」を走る

それにシエナの旧市街は「シエナ歴史地区」として世界遺産に登録されている中世の姿そのままの美しい街。今度こそ、そこを走りたいと思ったわけですね。

そのシエナを走れるのだから準備は抜かりなし。ランニングウェア、ランニングウォッチ、日差し対策のサングラス。石畳が敷かれた旧市街を走るので、クッション厚めの厚底ランニングシューズ。カンポ広場近くのホテルに宿泊して翌日から走ります。

中世の街で名所や出会いを堪能する

カンポ広場からロマーナ門へ

さあ、中世の街並みに紛れ込むべく、シエナでの旅ランはカンポ広場からスタートです。

広場は扇のような形になっていて付け根に向かい傾斜になっています。その広場を高い塔のある市庁舎やホテルなどの建物が取り囲んでいるのです。個性的で美しい広場です(ミニチュアも素敵じゃないですか)。

その広場をグルっとひと回りして、市庁舎がある付け根あたりから右に出てパンタネト通りを進みます。もう中世の街を疾走する騎士にでもなった感じです(いつもながら大げさですみません)。

そこからローマ通りに出て南に向かって走り、ポルタ・ロマーナ(ロマーナ門)へ。重厚でいかめしくもある大きな門に感動しつつ、ここで折り返し、旧市街に戻ります。

再びローマ通りで戻るのではなく、途中から違う道を走ります。まさに旅ランの醍醐味、足の向くまま気の向くまま、にです。

シエナ大聖堂、そしてメディチ要塞へ

再び旧市街に入り、そうこうしているうちにシエナ大聖堂に到着です。シエナ歴史地区のまさにハイライトのひとつです。

イタリア国内で最も美しいゴシック様式のファサード(正面部)ともいわれる大聖堂を通らないわけにはいきません。観光で見るのと、旅ランで見るのは気持ちが違います(…たぶん)。繊細な彫刻装飾は何度見てもため息が出ます。

さらに、旧市街をひた走り、メディチ要塞を目指します。人は少なくなり、リズムよく走れるようになります。メディチ要塞の庭園はランニングにはうってつけです。シエナの街並みやトスカーナ地方の風景を眺めながら、気持ちよく走ることができます。

旧市街で出会った愛すべきものたち

旧市街を走っていると、さまざまな人やものと出会います。やはり旅ランの楽しさはこうした出会いも大きいのです。

店先にある色とりどりの果物や野菜。並べ方や色の配置が上手なのかもしれませんが、やけに目を引きます。じゃれ合っている可愛い子どもたちの姿もありました。3人姉妹でしょうか。髪に巻いた色違いのバンダナがよく似合っていました。

イタリアはトラックもかわいくて味があります。車は旧市街の狭い道でも、たくさん観光客が歩いていても平気でその横を走りますし、駐車しています。でも、その佇まいというか街との溶け込み具合がじつにイイ感じです。

そしてイタリアといえば大道芸人です。イタリア映画の名作中の名作「道」で描かれた大道芸人の姿は物悲しいものでしたが、シエナで出会った彼は楽しそうにパフォーマンスしていました。

大好きな街が旅ランでもっと好きになる

楽しくシエナの歴史地区を走り、カンポ広場でゴールです。たくさんの建物に囲まれた旧市街の道から開けたカンポ広場に到着した瞬間の気持ちは、フルマラソンでゴールしたときのような感動かもしれません(…きっと)。

カンポ広場はその美しさはもちろんですが、私は自由なところが好きです。ベンチがなくてもみなさん好きなように座っています。駆け回っている子どもたちもいます。カンポ広場の絵を描いている人もいれば、「カンポ広場とチェス」みたいな写真を撮っている人もいます。誰もが自由に思い思いにこの場所を楽しんでいるのです。

今回走った距離は余力を残して5キロほど。自分の大好きな街を旅ランするのはじつに幸せです。走ることで自分だけのさらなる街の魅力を発見すれば、もっと好きになれます。

明日は旧市街の周辺を走りたいと思います。毎日旅ランできるなんて贅沢な旅行です(…って、妄想なんですよねえ)。毎日旅ランできるイタリア旅行、いつか行ってみたいです。

※本記事につきまして、著者は実際に現地を走っておらず、あくまでも “妄想” 旅ランです。ご了承ください(細かいツッコミはご勘弁を)。

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