意外と簡単!チューリップの球根掘り上げに挑戦してみた
チューリップの花が咲き終わったので、掘り上げを行いました。
今年使った球根を掘り上げて保管しておくことで、来年の開花も楽しむことができます。
掘り上げには手間がかかると思われがちですが、意外と時間もかからず簡単です。
秋の植え付けに向けて球根を保管してみませんか。
5月になると徐々に花が散り始める
春先にカラフルな色合いで綺麗に咲いていたチューリップですが、5月に近づくにつれて徐々に
花びらが散り始めます。
見栄えが寂しくなるので早速掘り上げを行いたくなりますが、葉の色が緑色のうちはまだ早そう。
プランター植えだったので、適度に水をあげたりしながら葉や茎が枯れていくのを待ちました。
種ができて球根に栄養が行き渡らなくなってしまうといけないので、
花がついていた部分は早めにカットしておきます。
掘り上げに使った園芸アイテム
掘り上げから保管を行うにあたって使ったアイテムは以下の5つ。
- 軍手
- シャベル
- 園芸用ハサミ
- 園芸用コンテナなどの容器
- 保管用ネット
球根を掘り上げる際に手が汚れるので、今回は家にあった軍手を使いました。
土が湿っている場合は手が濡れることもあるので、気になる方は本格的な園芸用グローブなどを使っても良いでしょう。
また、掘り上げる際には
小さめのシャベル
や
スコップ
、球根を一時的に置いておく
小さめの園芸用コンテナ
や
容器
などがあると便利でした。
今回使ったアイテムは、100均などで手軽に取り入れられるものばかりなので、家にない方は
事前に準備しておくと良いですね。
葉が枯れてきた頃が掘り上げの目安
花びらが散って、しばらくすると
葉全体の色が黄色くなり、全体的に枯れていきます。
色が変わり、茎自体がへたってきた頃に掘り上げを行いました。
植えた時期やそれぞれの成長スピードによって枯れる時期も多少違いますが、今回は黄色く変色したものから掘り上げをしました。
球根を掘り上げる
球根を掘り上げる際は、
片手で茎を優しく掴みながら
シャベルなどを使って掘り起こしました。
球根にシャベルが当たると良くないので、余裕をもたせて外側から優しく行います。
浅めの位置に植えたプランターは比較的簡単に掘り上げられましたが、ダブルデッカーで下の方に植えた場合は深い場所まで掘る必要があったので慎重に行いました。
また、深い位置に植えている場合、茎を引っ張ってしまうと茎が折れてしまうこともあるので、シャベルやスコップなどを使って優しく掘り上げます。
別の球根を傷つけないように注意も必要ですね。
茎の根本部分をカット
球根が掘り上げられたら、
茎の根本をカットして球根と切り分けます。
今回は園芸用のハサミを使って行いましたが、枯れた茎自体はそんなに硬くないため、手でひねりとっても良いでしょう。
切り分けた球根を置いておくためにも、
園芸用のコンテナや容器などがあると便利です。
通気性の良さそうな容器があったため、作業する際に使うことにしました。
球根に付いた土をおとす
掘り上げたばかりの球根は土で汚れているため、表面についた土をおとしていきます。
一つの球根には分球した小さい球根がいくつか付いていましたが、
来年も使えそうな大きめの球根を残すことにしました。
前回は小さい球根も保管しましたが、実際に植えてみると花が付かないものが多く、咲いてもコンパクトなミニサイズのチューリップに。
あまり期待できないですが、試しに植えてみるのも良いかもしれませんね。
ネットに入れて保管
土を落として乾燥させたら、ネットに入れて風通しの良い場所でしばらく保管します。
今回は、
球根を購入した際に入っていたネット
を使用しました。
手元にネットがない場合は、
みかんの入っていたネット
などを使ったり、
100均の水切りネット
などで代用しても良いですね。
日が当たるのは良くないので、次の植え付け時期まで、室内の風通しの良い場所に保管しておくことにしました。
次回も使いやすくするための工夫
昨年保管していた球根を使う際、全部同じネットに入れていたため、何色の花が咲くか分からなくなってしまうことがありました。
新たに購入した球根なら、球根にテープなどを貼って色分けされていることも多いですが、自分で保管する場合は
簡単に色分けしておくと次回使う時に便利です。
- 球根の色によってネットを変える
- ラベルを貼っておく
など、自分が分かりやすいように工夫をして保管しておくのがおすすめ。
球根を傷つけないよう注意しよう
シャベルや園芸用ハサミなどを使う場合は、掘り上げをしたり茎と切り離す際に球根を傷つけないよう注意が必要です。
また、分球した球根を分ける際にも、爪でえぐったり引っかいたりしないように気を付けましょう。
心配なら軍手や園芸用グローブなどを使うと良いですね。
球根を掘り上げて秋の植え付けも楽しもう
チューリップの植え付け時期は、10月から11月の秋頃がベスト。
せっかく今年チューリップを植えたなら、
球根を保管してまた来年の開花も楽しみましょう。
掘り上げは難しく思われがちですが、意外とシンプルで簡単。
開花が終わって枯れたら、放置せずに茎と球根を切り離して保管しておくと秋にまた植えられます。
チューリップは、プランター植えはもちろん、地植えや、他の花との寄せ植えも楽しめる春には欠かせない花のひとつです。
咲き終わり後まで丁寧に手入れをして、来春の開花を楽しみましょう。
出典・参考
やってみよっか?