メキシコ全土の古代文明の品々が集まる、国立人類学博物館。テオティワカン、マヤ、アステカ、メヒカなどの遺跡から発掘された文化財は12万5000点以上にも上り、世界でも有数の規模と内容を誇る大博物館です。
見どころは1階にあるマヤゾーン。ここにはチチェン・イッツァやパレンケなどの古典期以降(300~900年頃)にユカタン半島で栄えた遺跡からの出土品が並びます。チャック・モールやパカルの王の翡翠の仮面など、どれも貴重なものばかり。
また、アルテカの歴史を物語る遺構が並ぶメヒカゾーンも必見。1790年にソカロで発見された直径3.5m・重さ25トンの巨大な石版「アステカ・カレンダー」は見逃せません。