ぐんぐん成長して開花期も長く楽しめる!アネモネの魅力とは
太陽に向かって元気に咲き、1日の中でさまざまな表情を見せてくれるアネモネ。日当たりと風通しの良い場所に置けば、あっという間に成長して次々に新しい花を咲かせてくれます。
花が大きいので姿勢が悪くなったり茎が倒れがちですが、支柱を作ってあげればしっかりと自立します。
初心者の私がアネモネの虜になった理由
「見た目が可愛い」 そんな軽い気持ちで初めてアネモネの苗を購入しましたが、育ててみるとあっという間に大きくなり、次々と花を咲かせるアネモネにすっかり魅了されました。
1か月ほどで花びらは散りますが、また新たな花が咲くので長期間楽しませてくれます。
開花期は2月~5月の多年草で、初心者でも育てやすいのが特徴的。
品種が多くて色のバリエーションも豊富なので、一度アネモネを育て始めるとさまざまな種類を取り入れたくなりますよ。
力強くて生命力に溢れている
アネモネを育て始めて一番驚いたのは、
何といっても生命力の強さ
です。
もともと葉っぱにはボリュームがありましたが、根本を見てみると小さな葉っぱの生え初めのようなものがたくさん。
これから咲く新しい蕾も2個~3個一緒に付いていました。
土のふもとでは双方向に伸びた葉の根本が複雑に絡み合っていて、球根の頭部分が土からひょっこり顔を出しています。
また、
花の成長スピードも速く、蕾が開き始めたと思ったらあっという間に開花
していました。
一つの花が終わっても新たにぐんぐん成長するので、飽きずに楽しめます。
大人っぽいシックな色合い
アネモネの色は、発色の良い鮮やかな赤や深みのある紫など、 大人っぽい落ち着いた色合いが特徴的 。色は品種によってもさまざまで、同じ紫でも、青みがかった濃い色や赤みの強いワインレッド系など、豊富なバリエーションも楽しめます。
従来の落ち着いた色とは対照的に、淡いピンクや白などのパステルカラーも人気。
存在感があるだけでなく、どの色も上品なので、寄せ植えや切り花にもっと活用していきたいですね。
さまざまな品種が楽しめる
今回私が育てているのは、アネモネの 八重咲き「凜々花」 という品種。
花びらが何層にも重なったボリュームのある見た目が特徴的で、咲き始めから咲き終わりまで、 長期にわたってさまざまな表情を楽しめます 。
その他にも、一般的に良く見られるのが一重咲き。
八重咲き品種ほどゴージャス感はありませんが、花びら数が少なく、シンプルで凜とした見た目が特徴的ですよ。
アネモネ寄せ植えは見た目もゴージャス
存在感があって発色も綺麗なアネモネは、寄せ植えに取り入れると一気に華やかさが増します。
アネモネを引き立てる小さめの花と一緒に植えるのも良いですが、葉っぱや根本にボリュームがあるため、同じアネモネ同士で寄せ植えするとまとまりが出ますよ。
葉っぱのボリュームが増すのを想定して、ある程度余裕をもった配置にするのが良いでしょう。
直径24cmの8号プランターで3株植えているのですが、花との間に程よく隙間があるため、葉っぱ同士が絡まったりすることは今のところなさそうです。
倒れやすい茎はサポートが必要
アネモネの茎は太くて丈夫ですが、花自体が大きいので、重さに耐えられず倒れてしまうことがあります。
花の成長を邪魔しないよう、
支柱を作ってサポート
してあげると良いでしょう。
私は100円ショップで購入した竹串と園芸用結束バンドで支柱を作ってみました。
あまりにも長くなってきた場合は専用の支柱を使うのも良いですが、プランター植えのアネモネにはちょうど良さそうです。
竹串
100円ショップで竹串を購入しましたが、家に割りばしがある場合は割りばしを一本使用しても良いでしょう。
竹串の長さは28cmと長めなので、アネモネの茎の成長に合わせて調整できます。
高さ20cmの深めプランターにもぴったりでした。
できれば茎のすぐ横に添えたいところですが、 根本は蕾や葉っぱの茎が複雑に入り組んでいるので注意が必要 。根本付近に竹串を挿すと、球根や新しい蕾を傷つけてしまうので気を付けましょう。
園芸用結束バンド
こちらも100円ショップで購入した園芸用結束バンド。
茎の真ん中から上を目安に、茎を締め付けないように優しく取り付けます。
差し込んだあと調節できるものもありますが、私が購入したのは一度差し込むと元に戻せないタイプでした。
はずす際はハサミやカッターで切らなければいけないので茎を傷つけないよう注意が必要ですが、一度付けるとしっかり固定してくれます。
心配な方は、取り外し可能な園芸用結束ひもなどを使っても良いでしょう。
変色した葉っぱはこまめに取り除く
量がとにかく多いアネモネの葉っぱは、状態が悪くなると黄色や茶色に変色することがあります。
次々に新しい葉っぱが生えてくるので、
色の悪い葉っぱを見つけたらこまめに切ってあげる
と良いでしょう。
ただし、アネモネのもつ毒が皮膚に付着すると水泡などの皮膚症状が出ることがあるため、アネモネに触る時は注意が必要です。
直接触れず、ゴム手袋や園芸用手袋を装着するようにしましょう。
次々と蕾をつけて成長するアネモネを楽しもう
蕾ができたかと思えばあっという間に開花し、太陽に向かってどんどん成長するアネモネ。
冬になると元気がなくなる花が多いなか、耐寒性の強いアネモネは元気に冬を越してくれそうです。1株の値段は大体400円~600円前後。
多年草なので、毎年花を咲かせてくれるのかと思うと楽しみですよ!
出典・参考
やってみよっか?