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万が一のお守りに!スキンダイビングに持って行く常備薬の話

スキンダイビング前日は、体調を整えるためにたっぷりと睡眠をとって身体を休めます。しかし、急激な体調の変化やケガなどのアクシデントに備えて常備薬を用意しておきましょう。

今回は、常備薬とスキンダイビングでのアクシデントについてご紹介します。

起こりうる状況を想定して準備しておけば、安心してスキンダイビングを楽しめます。海外でスキンダイビングしたときも、役に立った常備薬なので参考にしてみてください。

 

スキンダイビングで注意すべき体調の変化

波酔い・船酔い

乗り物酔いに強い人でも、 波酔い 船酔い には弱いという人もいます。波酔いは、水中で波に揺られるので起こります。 浮力のあるウェットスーツ を着用すると、波酔いが酷くなる人も多いでしょう。船酔いは、船に揺られると起こります。

ボートスキンダイビング では、必ず船かボートに乗船しますので注意が必要です。どちらも、頭痛・吐き気・腹痛・頻繁にあくびが出る・眠くなるなど様々な症状が出ます。倒れこんでしまう人もいますので、対策が必要です。

熱中症

夏の暑い日に起こりやすいのが、 熱中症 です。

暑さによって体温を調節するバランスが崩れ、水分や塩分を調節できなくなります。熱中症は 高温多湿 の場所で起こることが多いので、スキンダイビングをする海は熱中症にかかりやすい場所と言えるでしょう。熱中症の症状は、めまい・頭痛・吐き気・体温の上昇・筋肉のこわばり・意識の混濁など重症化すれば、 命の危険 もあります。

スキンダイビングに夢中になって、水分や塩分を摂取するのを忘れてしまうと熱中症の危険が高まるので注意しましょう。

低体温症

水温が15度~16度の海に2時間ほど入ると人間の身体は、 危険な状態 になります。

厚手のウェットスーツを着用していても、その時間を遅らせているだけなので 水温が低い海 で泳ぐ場合は、短時間で切り上げるようにしましょう。身体が冷えると、体温を調節するために血管が収縮します。血管が収縮すると手足の痺れや震えが出てきます。

ここからが怖いのですが、 手足の痺れや震え を放置しておくと一旦その症状がおさまり寒さを感じなくなります。しかし、体温は奪われ続けていますので、 急激な眠気や意識混濁 が起こり命の危険があります。

スキンダイビングをしていて、痺れや震えの症状が現れたらすぐに海から出て身体を温めましょう。

クラゲやプランクトン

よくお盆を過ぎたら クラゲ に注意と聞きますが、どの季節にもクラゲは生息しています。日本にいるクラゲで注意が必要なクラゲは、アンドンクラゲ・カツオノエボシ・ハブクラゲ・アカクラゲです。どのクラゲも刺されると電気が走ったような痛みと刺された場所が腫れます。 アナフィラキシーショック もありますので、これらのクラゲを見つけたら海から出ましょう。

また、海から出たとき 肌に痒み 小さな赤い発疹 が無数にあった経験はないでしょうか?

これは、 ゾエア と呼ばれるプランクトンで チンクイ と呼ばれることもあります。ゾエアは甲殻類の幼生で、海水温が高くなると活発になり刺される人が多くなります。チクチクとした痛みを感じたら、海から出て水で洗い流しましょう。皮膚の弱い人は、皮膚炎になります。

クラゲやプランクトンだけではなく、海の生き物には 有毒の生き物 もいますので触らないように気をつけましょう。

岩場での擦り傷

岩場は、 足元が不安定 でつまづいたり転んだりすると ケガの危険性 があります。スキンダイビングで岩場からエントリーする場合は、足元に十分注意してエントリーしましょう。

また、波が高いときに岩場で泳ぐと岩に打ち付けられる危険がありますので、波が高い日はスキンダイビングは諦めましょう。スキンダイビングに夢中になっていると、いつの間にか 擦り傷 ができています。サメのいない場所ならよいのですが、 サメが生息している場所での流血 は非常に危険です。 血の匂いに誘われて やってきますので、傷を見つけたら応急処置しましょう。

虫刺され

ビーチや草むらの多い場所では、 虫刺され の危険もあります。 磯ブヨ に刺されると、強い痒みと腫れが続きます。暑くなってくると、大量に発生して釣り人やシュノーケリングを楽しむ人を襲います。刺されているときは痛みや痒みはありませんが、刺された後は 強烈な痒み 腫れ が続きます。 ポイズンリムーバー と呼ばれる毒を吸い出す器具があれば、若干症状が治まります。

対策として、 露出を避けたり虫除けスプレー をしたりすると 予防 できます。

常備薬があれば重症化を防げます

酔い止め

酔い止めは、 眠くなる副作用 があるものが多いので注意が必要です。酔いやすい人は、海に入る前やボートに乗船する 30分前 には服用しましょう。また、ほとんどの酔い止めは症状が出た後にも効きます。酔い止めを飲んでも症状が治まらない場合は、横になって休みましょう。

頭痛薬

頭痛薬は、頭痛持ちなら必ず常備している薬でしょう。 鎮痛効果 があり 解熱作用 もありますので、持っていると安心です。気圧の変化で頭痛が起きる人もいますので、常備薬としておすすめです。

塗り薬

擦り傷・虫刺され・皮膚炎 などに効く塗り薬があれば、ケガなどに対処できます。 ステロイド が入った塗り薬は、すぐに症状が緩和されますが常用は禁物です。また、夏は 汗疹 などの皮膚炎が起こる可能性もあります。ウェットスーツや水着の下が汗疹にならないように、 汗拭きシート などで清潔に保つようにすれば予防できます。

常備薬の他にあると便利なもの

飲料水

常備薬の他に 飲料水 を必ず用意しておくと、薬を飲むときに役立ちます。また、暑さが厳しいときは、熱中症対策に スポーツドリンク 経口補水液 なども用意しておきましょう。カフェインやアルコールが入った飲み物は、 利尿作用 が高く熱中症を加速させますので控えましょう。

ブランケット

外の気温が暑くても海の水温が比例せず、水が冷たい日もあります。ブランケットがあれば、冷えた身体を温めるのに役立ちます。身体を温めるときは、 血流を良くするため にウェットスーツなどの身体を締め付けているものを脱いでから温めましょう。

クラゲ除けクリーム

クラゲが心配な人は、 クラゲ除けクリーム という商品もあります。クラゲが毒針を出す仕組みを研究して作られたクリームで、全身に使えて日焼け止めの上から塗っても問題ありません。サンゴ礁にも安心の材料が使われていますので、どこの海でも使用できます。

塗り方は、 露出している場所全てに塗り 10分ほど放置してから海に入ります。

種類によっては、 日焼け止めが配合されているクリーム もありますので、自分にとって使い勝手のよいクリームを選ぶとよいでしょう。

体調の変化を感じたら無理はしないようにしましょう

急激な体調変化は身体が危険を感じているサイン

さっきまで元気だったのに、急に 体調不良 になる場合もあります。熱中症の人が、少し前まで普通に話していたのに急に倒れこむといった状況も普通にあります。体調の変化に自分で気付かない場合もありますので、 バディの体調の変化 をお互いに気にかけるようにするとよいでしょう。

また、スキンダイビングで 無理は禁物 です。

命に関わる事故になる原因 にもなりますので、体調が悪いと感じたら無理せず海から出ましょう。

緊急連絡先を登録しておく

体調不良になって救急車を呼ぶときに、場所を把握できていないと救急車を呼べません。スマートフォンのマップなどで 位置情報 を確認しましょう。病院に搬送されて入院する場合、家族の同意書が必要になりますので バディの家族の連絡先 を登録しておきましょう。

また、スキンダイビングに出かけるときに 行き先を家族に告げる ことも大事です。

前日の体調管理を万全に

スキンダイビングに行く前日は、楽しみで興奮して寝付けないという人もいます。特にリゾート地でのスキンダイビングは、想像するだけで胸が高鳴ります。しかし、 寝不足 はボートや波酔いの原因になりますので 十分な睡眠 が必要です。疲れ気味の身体でも十分な睡眠をとれば、回復しますので万全の体調でスキンダイビングできるでしょう。

また、前日の 深酒 も控えましょう。適度な量であれば睡眠の助けになりますが、次の日まで残ると酔いや体調不良の原因になります。スキンダイビングはマリンスポーツなので、 体調管理 も大事な要素です。

体調を整えて楽しいスキンダイビングを満喫しましょう

体調不良の原因は、 寝不足 疲労 から起きる原因も多いので前日はたっぷりと睡眠をとるように心がけましょう。遠出してスキンダイビングにする場合は、 余裕のある旅行計画 を立ててください。寝ずに運転して海に入るのは、危険です。

また、急な体調の変化があっても常備薬があれば対処できます。薬で対処できない場合は、無理をせずに休んだり病院へ行きましょう。

体調を整えて、安全で楽しいスキンダイビングを行ってください。

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