マレ地区は、パリの3区と4区にあり、17世紀の建物が立ち並ぶ地区として有名です。
おしゃれなカフェやセレクトショップ、最新のブティックやバーが集まっているエリアでもあり、観光客だけでなく地元のパリジャンやパリジェンヌにも人気のエリアで「パリ旧市街」の異名を持ちます。
貴族の館を利用した美術館もあり、みどころがたくさんあるエリアです。
歴史
13世紀まで、マレ地区は農地で、沼(フランス語でマレ)が広がっていたので、この名前がついています。
17世紀に入り、フランス国王のアンリ4世が、現在のヴォージュ広場の場所に、ロワイヤル広場を作ったところ、多くの貴族が館を造り始め、貴族文化が栄えていきました。
現在のマレ地区の原型は、ここにあります。
現在でも、当時の貴族が造った館の一部が、マレ地区には残存しています。
見どころ
マレ地区は、地図通りに目的を探して歩くより、気分の向くままに歩いていって、気になるお店があればそこに入るといった歩き方がおすすめです。
ルーブル美術館から続くリヴォリ通りや、そこから延びるセヴィニエ通り、多くのブティックやカフェが並ぶフラン・ブルジョワ通りなど、自分の好みに合った通りをぜひ歩いてみてください。
ブティックだけでなく、ピカソ美術館やカルファヴァレ美術館、コニャック・ジェイ美術館、ヨーロッパ写真美術館など、小さくとも見ごたえのある美術館がありますので、ふらっと入ってみるというのも良いでしょう。