全長3kmのワイキキビーチの中央に位置するビーチのひとつが、クヒオ ビーチパークです。
ワイキキビーチの中でも一番知られていて、開放感のあるビーチとして人気が高く、施設も整備されています。
砂の侵食を食い止める防波堤があるため、堤防を散歩する人や、穏やかな波と戯れる人で非常に人気があります。
近くには、伝説のサーファーと呼ばれるデューク・カハナモクの像やクヒオ王子の像などの観光スポットがあります。
また、夕暮れにはクヒオビーチ・トーチライディングショーとフラショーが開催される場所でもあるため、いつも大勢の観光客で賑わっています。
歴史
クヒオ ビーチパークは、カウアイ島出身で、連邦国会議員にもなったクヒオ王子が所有していたところです。
カラカウア王のいとこであったクヒオ王子は、リリウオカラニ女王に次ぐ王位継承者として、カラカウア王から指名されていました。
ハワイ王国は、1893年に起こったクーデターで崩壊し、王子は政治犯として投獄されていました。
しかし、その後1902年には、アメリカの下院議員に選ばれ、アメリカの領土となったハワイの擁護に尽力しました。
クヒオ王子は、生前に所有していたビーチの一部を一般に開放していました。さらに、死後はワイキキの所有地のすべてを市に寄贈したため、1940年にクヒオ ビーチパークができたのです。
そして、クヒオ王子のこれまでの功績と栄誉をたたえて、王子の名前がビーチにつけられました。
見どころ
クヒオ ビーチパークの西側、デューク・カハナモク像のあたりは、シャワーやトイレ、ロッカーなどの設備が整っている非常に便利なエリアなので、たくさんの観光客で混雑しています。
木陰があまりないので、子供連れの場合は、東側の方が木陰も多く、防波堤に囲まれているため波も穏やかなので、西側と東側どちらで過ごすかは事前に検討してみても良いでしょう。
クヒオ ビーチパークの近くにある交番の脇には、柵に囲まれた石があります。
これは、「魔法使いの岩」と呼ばれていて、万病を治す魔法の岩と崇められているパワーストーンです。