三千院は大原にある天台宗の寺院で、山号は「魚山」本尊は薬師如来、開基は最澄です。大原の地はかつて貴族や修行僧の隠れ里でした。三千院の起源は、延暦年間(782年 - 806年)に最澄によって創建された「円融房」で、元は比叡山に建てられた草庵でしたが幾度か移転した後、1871年(明治4年)に現在の地に移りました。庭園が美しいことで有名で、久安4年(1148)にこの庭に「往生極楽院」(重要文化財)が建立されました。狭い堂内に仏像を納めるため、船を逆さにしたような船底天井の造りになっていて、阿弥陀三尊像が安置されています。
三千院へはJR京都駅からバスで約1時間。京都の中心地から少し離れた比叡山の麓で、自然の多い大原の里にあります。三千院では見事な庭園の散策がおすすめです。池泉回遊式の名庭園には12世紀に建てられた「往生極楽院」があります。珍しい船底天井型のお堂内には、金色に輝く国宝の「阿弥陀三尊像」が安置されています。かつて堂内は極彩色の壁画で装飾され宇治の平等院鳳凰堂などとともに極楽浄土の世界を表したといわれています。三千院は京都でも有名な紅葉の名所として知られていますが、新緑のころも落ち着いていて癒されます。
紅葉には少し早かったですが、比叡山から琵琶湖を臨む時に雲海が広がり、素晴らしい眺めでした。
また延暦寺のお坊様の説明も面白く、色々な情報を得てから見るので、記憶に残る旅行になり楽しめました。
個人ではなかなか行きづらいエリアなので、朝から夕方までバスで効率よく周ってもらえて便利だった。料亭での昼食は京都らしい内容のお弁当でおいしかった。