毎年7月1日から31日の期間に執り行われる京の夏の風物詩、日本三大祭「祇園祭」の季節が今年もやって参りました。その歴史は非常に古く、今から約千年前の平安時代に京都各地で流行していた疫病を鎮めるために行われた「御霊会」が現代の祭の起源とされています。
一般的な祭と比較をし、約1ヶ月の長期間で毎日開催される祇園祭は、毎年7月1日の「吉符入り」で幕を開け、2日に山鉾巡行の順番を決める「くじ取り式」が京都市役所で行われます。その数々のスケジュールの中でも特に人気が高いのが、祇園囃子を奏でながら長刀鉾を先頭に23基の山鉾が巡行する「前祭・山鉾巡行(17日)」と、夕方から11基の山鉾が駒形提灯に灯されながら巡行する「後祭・山鉾巡行(24日)」であり、その荘厳たる姿はまさに『動く美術館』。
「ユネスコ無形文化遺産」としても世界に名を馳せる日本の誇り。京都の暑い夏以上に毎年熱く盛り上がる夏の風物詩「祇園祭」にぜひこの機会に参加してみませんか?