屋久島の北西部に位置し美しい砂浜が800mほど続く永田浜(いなか浜)。日本一で世界有数のアカウミガメの産卵地で、屋久島国立公園にも指定されています。また、ラムサール条約湿地にも登録されています。北太平洋一円を回遊して生活するウミガメたちが、昔も今も変わらず、5月から7月にかけて産卵のために永田浜に上陸します。8月~9月には孵化した子ガメが海に向かっていきます。子ガメは屋久島の浜を出発し、大海原を回遊し、30年ほどかけて成長し、生まれた場所に帰って産卵すると言われています。しかし、近年は数が急激に減少し、ウミガメは全種が絶滅の危機に。ウミガメと永田浜を守り続けるため、ルールを厳守して観察を楽しみましょう。ガイド付きツアーなら、ウミガメや屋久島の自然に関する解説を聞けるだけでなく、観察会場までの移動も含まれるのでレンタカー利用のない方や夜間の運転が不安という方でも安心してご参加いただけます。